ヤスデとは?ムカデとの違い
ヤスデは多足類の一種で、体長は1〜30cm程度とさまざまです。ムカデと混同されがちですが、ヤスデは体節ごとに2対(4本)の脚を持ち、動きが遅くて温和な生き物です。一方、ムカデは体節ごとに1対(2本)の脚を持ち、俊敏で毒を持っています。ヤスデには毒はありませんが、刺激を受けると臭い液体(シアン化水素を含む場合も)を分泌します。
ヤスデが大量発生する原因
ヤスデは腐葉土や落ち葉、朽ちた木材を分解して栄養を補給する分解者です。以下の環境が整うと大量発生しやすくなります。
- 庭や敷地に腐葉土・落ち葉が積もっている:産卵・越冬場所として好む
- 湿気が多い環境:ヤスデは乾燥を嫌うため、湿った場所に集まる
- 雨が続いた後:土中から地上に出てくる個体が増える
ヤスデの駆除方法
1. 薬剤による駆除
市販の殺虫剤(ピレスロイド系)が効果的です。庭や家の外壁・基礎部分に散布すると侵入を防ぎやすくなります。粉末状の殺虫剤を家の周囲に帯状に撒く方法も有効です。
2. 物理的な除去
室内に入ってきた個体は、直接触れずにほうきとちり取りで集めて捨てるか、掃除機で吸い取ります。臭い液体を分泌するため、素手での接触は避けましょう。
3. 環境の改善
根本的な解決には生息環境を減らすことが重要です。庭の落ち葉や腐葉土を定期的に片付け、湿気を減らします。家の周囲に砂利を敷くと、ヤスデが近づきにくくなります。
ヤスデの侵入防止策
ヤスデを室内に入れないためには、以下の対策が効果的です。
- ドアや窓の隙間に防虫テープやモヘアシールを貼る
- 換気口や通気口に防虫ネットを設置する
- 床下や基礎部分の湿気対策(防湿シートの敷設)を行う
- 家の周囲に木酢液を散布する(ヤスデが嫌う匂い)
大量発生が毎年繰り返される場合は、害虫駆除業者に相談して本格的な対策を検討してください。

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