食品の袋に小さな穴が開いている、竹細工や畳に粉が落ちている——これはキクイムシやシバンムシによる被害の可能性があります。これらの害虫は乾燥した食品・木材・畳に穴を開けて食い荒らします。本記事では、キクイムシとシバンムシの特徴・駆除方法を解説します。
キクイムシとシバンムシの違い
キクイムシ(木材の害虫)
キクイムシは体長3〜8mmの甲虫で、木材・竹に穴を開けて幼虫が内部を食べます。成虫が羽化する際に「キュッキュッ」という音がすることがあります。木製家具・フローリング・竹細工・建材などが被害対象です。
- 被害サイン:木材表面に直径1〜2mmの小さな穴・粉状の木くず(フラス)が落ちている
- 活動時期:5〜8月(羽化シーズン)
シバンムシ(食品・乾燥物の害虫)
シバンムシは体長1〜3mmの小さな甲虫で、乾燥食品・漢方薬・香辛料・製本した本などを加害します。タバコシバンムシとジンサンシバンムシが代表的な種類です。
- 被害サイン:食品袋に穴・小さな甲虫が食品まわりを飛んでいる・白い幼虫がいる
- 活動時期:5〜10月
駆除方法
キクイムシの駆除
- 被害木材の確認:穴が開いた木材を全て確認し、まだ幼虫がいるか判断する(叩いた時に空洞音がする場合は幼虫がいる)
- 殺虫剤の注入:穴に殺虫剤(ニッソーホームガードなど)を注入して幼虫を殺す
- 熱処理:小物であればスチームや60℃以上の熱で処理する
- 木材の交換:被害が広範囲・構造材に及んでいる場合は専門業者による交換・防腐処理が必要
シバンムシの駆除
- 被害食品の廃棄:シバンムシが発生した食品はすぐに廃棄し、周辺の食品も確認する
- 食品棚の清掃:食品棚全体を掃除機がけ→エタノール拭きで清潔にする
- 殺虫剤・燻蒸剤:棚・引き出し内にシバンムシ対応の殺虫剤(ピレスロイド系)を噴射する
- 食品の密閉保管:今後は全ての乾燥食品をガラス瓶・密閉容器に保管する
再発防止策
- シバンムシ:乾燥食品・香辛料は密閉容器・ジップロックに保管。古い食品を使い切る
- キクイムシ:新しい木材・家具は購入時に予防処理済みのものを選ぶ。室内の湿気を下げる(キクイムシは湿気の多い木材を好む)
業者への依頼が必要なケース
- 構造材・フローリング全体にキクイムシの被害がある場合
- 大量のシバンムシが発生している場合
- 自分での処理で改善しない場合
まとめ
キクイムシは木材・竹細工、シバンムシは乾燥食品・漢方薬に被害を与える害虫です。被害を発見したら速やかに被害箇所を隔離・廃棄し、殺虫剤・清掃で対処しましょう。再発防止には食品の密閉管理と木材の湿気対策が鍵です。

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