ハチに刺された時の応急処置(手順)
- その場から離れる(ハチは仲間を呼ぶフェロモンを出す。すぐに距離を取る)
- 毒針が残っていれば除去:ミツバチは刺した後に毒針が残る。指先やクレジットカードで横にそぐように除去(指でつまむと毒を追加注入してしまう)
- 流水で洗い流す(毒素を希釈)
- 患部を冷やす:氷・冷たいタオルで15〜20分冷却(腫れ・痛みを軽減)
- 抗ヒスタミン軟膏・ステロイド軟膏を塗る(市販可)
アナフィラキシーショックのサイン(緊急)
刺された後15〜30分以内に以下の症状が現れたら即119番
- 全身の蕁麻疹・かゆみ
- 顔・唇・舌の腫れ
- 呼吸困難・息が苦しい・ゼーゼーする
- 血圧低下・意識が遠のく・ショック状態
- 腹痛・嘔吐
エピペン(アドレナリン自己注射薬)について
- 過去にアナフィラキシーを起こしたことがある方は医師に相談してエピペンを処方してもらう
- アウトドア活動・農作業をする方に特に推奨
病院に行くべきケース
- 刺された回数が多い(10カ所以上):毒素の総量が多く全身症状のリスク
- 頭・顔・首を刺された
- 過去にハチアレルギーの反応が出たことがある
- 子供・高齢者・持病持ちの方
スズメバチとミツバチ・アシナガバチの違い
| スズメバチ | ミツバチ | アシナガバチ | |
|---|---|---|---|
| 毒針 | 何度でも刺せる | 1回限り(抜けて死ぬ) | 何度でも刺せる |
| 攻撃性 | 非常に高い | 比較的低い | 中程度 |
| 毒の強さ | 最強 | 弱め | 中程度 |
まとめ
ハチに刺されたら患部を冷やし安静にしながら15〜30分は全身状態を観察してください。アナフィラキシーのサインが1つでも現れたら即119番です。過去にアレルギー反応が出た方はエピペンの処方を医師に相談しましょう。
ハチに刺された時の症状と重症度の判断
- 局所反応(軽症):刺された部位の痛み・腫れ・赤みは正常な反応。数時間〜1日で改善する
- アレルギー反応(中等症):刺された部位から離れた場所に蕁麻疹が出る場合はアレルギーの可能性。抗ヒスタミン薬の服用を
- アナフィラキシーショック(重症・要救急):①全身の蕁麻疹・顔の腫れ②嘔吐・下痢③息苦しさ・喉の締め付け感④意識の低下・血圧低下——これらの症状が出たら即座に119番
ハチに刺された時の正しい応急処置
- 刺された場所を水で洗い流す(ミツバチの場合は針が残るため、カードなどでかき出す。ピンセットで摘むと毒嚢を絞ることになるため注意)
- 冷やして炎症を抑える
- 市販の虫刺され薬(抗ヒスタミン剤・ステロイド外用薬)を塗る
- アナフィラキシー症状が出た場合は、処方されているエピペン(アドレナリン自己注射器)があれば使用してから救急を呼ぶ
ハチの種類別・刺された時の症状の違い
スズメバチ:強い毒性で刺傷数が多くなる傾向。患部の激しい痛み・腫れが数日続く。アレルギー反応リスクが高い。アシナガバチ:スズメバチより毒性が低く、1〜2か所の刺傷が多い。ミツバチ:刺すと針が皮膚に残る。毒量が少なく症状は比較的軽い場合が多いが、アレルギーのある人は危険。共通して、刺傷直後から患部の痛み・腫れ・赤みが起こります。2〜3か所以上刺された場合や、過去にハチアレルギーがある方は必ず医療機関を受診してください。
アナフィラキシーショックの見分け方と緊急対応
アナフィラキシーショックは刺されてから数分〜15分以内に発症します。主な症状:全身のかゆみ・蕁麻疹、顔や唇の腫れ、のどの締め付け感、呼吸困難、血圧低下によるめまい・意識朦朧。これらの症状が1つでも現れたらすぐに119番通報してください。可能であれば横になって足を高く上げる(ショック体位)。エピペン(アドレナリン自己注射器)を処方されている方は使用する。過去に刺されたことがある方・アレルギー体質の方はかかりつけ医に相談し、事前にエピペンの処方を検討してください。
