コウモリが家に住みつく理由
日本の住宅街でよく見られるアブラコウモリ(イエコウモリ)は、民家の屋根裏・換気口・瓦の隙間・戸袋の中などを住処として好みます。体が小さく(体長4〜6cm)、わずか1〜2cmの隙間からでも侵入できるため、気づかないうちに定着してしまうことがあります。
コウモリが好む環境の特徴:
- 暗くて狭い空間(屋根裏・壁の隙間・換気口)
- 外敵が入りにくい場所
- 近くに水辺や街灯があり、エサ(虫)が豊富な場所
- 冬は温かく、夏は適度に涼しい場所(省エネルギーで生息できる)
コウモリ被害の症状
コウモリが住みついた場合、以下のような被害が出ることがあります。
- 天井や壁から「チチチ」「キキキ」といった鳴き声・ガサガサという音がする
- 玄関や壁に黒いシミ状の糞が落ちている(1〜1.5cm程度の細長い糞)
- 屋根裏から独特の臭い(アンモニア臭)がする
- 夕暮れ時に家の周囲を飛び回るコウモリが目立つ
コウモリ対策で注意すべき法律
コウモリは「鳥獣保護管理法」によって保護されており、許可なく捕獲・傷つける・殺すことは禁止されています。対策は「追い出して侵入口を塞ぐ」方法が基本であり、殺虫剤で駆除することはできません(そもそも哺乳類なので殺虫剤は効果なし)。
コウモリの追い出し方法
1. 忌避スプレー・ジェルを使う
コウモリが嫌いな成分(ハッカ油・唐辛子エキス・天然忌避成分)を含む専用忌避剤をコウモリがいる場所に吹きかけます。コウモリがいない時間帯(日中)に使用するのが効果的です。
2. 光で追い出す
コウモリは光を嫌います。屋根裏や入り込まれた箇所に強力な懐中電灯やLEDライトを当て続けることで、コウモリが居心地悪くなって出ていくことがあります。
3. 超音波を使う
コウモリが嫌う超音波を発する機器も市販されています。ただし効果には個体差があり、慣れてしまう場合もあります。
侵入防止・再発防止の対策
コウモリを追い出した後は、侵入口をしっかり塞ぐことが最重要です。換気口にステンレスメッシュを設置したり、隙間をパテやコーキング剤で埋めることで再侵入を防げます。コウモリがいなくなったことを確認してから(コウモリが外出する夕方に入口をチェック)塞ぐようにしましょう。
専門業者への依頼が必要なケース
コウモリの糞が大量にある場合や、屋根裏に多数のコウモリが定着している場合は、専門業者への依頼をおすすめします。糞の清掃・消毒・侵入口の特定・施工まで一括して対応してもらえます。費用は状況によって異なりますが、3〜15万円程度が目安です。
まとめ
コウモリは法律で保護されているため、「追い出して侵入口を塞ぐ」が唯一の正しい対処法です。忌避剤・光・超音波などで追い出した後、速やかに侵入口を塞いで再発を防ぎましょう。被害が大きい場合は専門業者に相談することを検討してください。

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