庭の芝生や花壇が荒らされている、土が盛り上がって通路ができている——これはモグラによる被害の典型的なサインです。モグラは日本では鳥獣保護法の対象動物で、適切な方法で対処する必要があります。本記事では、モグラ被害の特徴・対策方法を詳しく解説します。
モグラ被害の特徴
- 土が盛り上がる(モグラ塚):縦穴を掘った時に出た土が山状になる
- 芝生・花壇が枯れる:トンネルにより根が浮いて乾燥・枯死する
- 庭の地面がスポンジ状になる:地下にトンネルが張り巡らされた状態
- 野菜・球根が食べられる:直接ではなくモグラのトンネルを使うネズミによる被害も
モグラの生態
モグラは昆虫類・ミミズなどを食べる肉食性の哺乳類で、植物の根を食べることはほとんどありません。しかし地下トンネルを作る過程で植物の根を傷つけるため、芝生・農作物に大きなダメージを与えます。一日に体重と同量のエサを食べるため、エサとなるミミズの多い場所に集まります。
モグラの対策方法
1. 忌避剤の使用
モグラが嫌う臭いを利用した忌避剤をトンネル付近・庭全体に散布します。市販の「モグラ忌避剤」「モグラの嫌いなもの(木酢液・唐辛子エキス)」が利用できます。効果は1〜2ヶ月程度で、定期的な散布が必要です。
2. 超音波機器の設置
地面に刺すタイプの超音波発生器は、モグラが嫌う振動・音を発生させて追い払います。電池式・ソーラー式があり、設置が簡単です。ただし効果に個体差があります。
3. トンネルを踏み固める
モグラのトンネルを足で踏み固め、再利用を困難にします。モグラは修復しながら使い続けることがあるため、繰り返し行うことでエネルギーを消費させて別の場所に移らせます。
4. エサとなるミミズを減らす
肥料の施し方を変えてミミズの発生を抑制することで、モグラが来にくい環境を作れます。ただし、ミミズは土壌改善にも重要な役割を果たすため、完全な排除は避けましょう。
5. 物理的な防壁
花壇・野菜畑の周囲に地下まで届く金属メッシュ・コンクリートブロックを設置することで侵入を防げます。地下30〜50cmまで埋め込む必要があります。
捕獲について
モグラは鳥獣保護法の対象で、自治体の許可なしに捕獲・殺傷することは禁止されています。農業被害がある場合は自治体(市区町村)に相談すると、有害鳥獣捕獲許可の申請ができる場合があります。
まとめ
モグラ被害は忌避剤・超音波機器・物理的な防壁を組み合わせて対処するのが効果的です。鳥獣保護法により捕獲には許可が必要なため、まず忌避対策から始めましょう。被害が深刻な場合は自治体や専門業者に相談することをおすすめします。

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