シロアリは木造住宅の基礎・床下・柱を食い荒らす代表的な害虫です。被害に気づいた時には建物の強度が大幅に低下しているケースも珍しくありません。本記事では、シロアリ被害の早期発見サイン・予防対策・発見した場合にすぐすべきことを解説します。
シロアリ被害の主な種類
ヤマトシロアリ(最も多い)
日本で最も一般的なシロアリで、湿った木材を好みます。床下・基礎・浴室まわりの木材を加害します。4〜5月に羽アリが発生することが被害発見のきっかけになることが多いです。
イエシロアリ(被害が深刻)
ヤマトシロアリより大きなコロニーを作り、被害が急速に拡大します。乾いた木材にも侵入でき、屋根裏まで食い上がることがあります。主に西日本・沖縄に多い種類です。
シロアリ被害の早期発見サイン
- 床が沈む・ふわふわする:床下の土台・根太が食われている可能性
- 羽アリが大量に出た:4〜6月に室内・浴室から羽アリが出る
- 木材をたたくと空洞音がする:内部が食われている証拠
- 泥のような筋(蟻道)がある:基礎・壁に茶色い筋状の通路
- フローリング・柱が変色している:水分・シロアリによる腐食
- ドアの建付けが悪くなった:木材の変形が原因の場合も
シロアリを予防するための対策
1. 床下の湿気対策
シロアリは湿気の多い場所を好みます。床下換気口を適切に確保し、床下防湿シート・防湿コンクリートを設置して湿気を抑制しましょう。
2. 木材への防蟻処理
防蟻剤(ホウ酸系・薬剤系)を木材に塗布・注入することで、シロアリの侵入・食害を防ぎます。新築時に施工されていることが多いですが、5〜7年ごとに再処理が推奨されます。
3. 木材のメンテナンス
腐朽した木材・雨漏りのある箇所は早急に修理します。腐った木材にシロアリが集まりやすいためです。
4. 庭の管理
庭に古い木材・枯れ木・腐葉土が多いとシロアリが繁殖しやすくなります。定期的に撤去しましょう。
シロアリを発見したらすぐにすること
- 触らない・自己処理しない:市販の殺虫剤でコロニー全体を駆除することはできません
- 専門業者に連絡する:床下の調査・見積もりを依頼する
- 複数業者から見積もりを取る:相場は建物の広さにより20〜80万円程度
- 住宅瑕疵担保保険・火災保険を確認する:新築から10年以内はシロアリ保証が付く場合がある
駆除費用の目安
- バリア工法(薬剤散布):20〜60万円(建物の広さによる)
- ベイト工法(毒エサ):30〜80万円(じっくり全滅させる方法)
まとめ
シロアリは見えないところで静かに被害を広げます。床の沈みや羽アリの発生などのサインに早く気づき、専門業者に相談することが重要です。5〜7年ごとの定期点検と防蟻処理で被害を予防しましょう。

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