トコジラミとは
トコジラミ(別名:南京虫・ベッドバグ)は体長1〜8mm・赤褐色の吸血性の昆虫です。主に夜間に人を刺し、強い痒みを引き起こします。近年、インバウンド旅行者の増加・中古家具の普及により日本国内でも急増しており、ホテル・民泊・映画館・交通機関などから自宅に持ち込まれるケースが増えています。
トコジラミの特徴
- 殺虫剤への高い抵抗性(既存のピレスロイド系殺虫剤が効きにくい)
- 暗い場所・隙間を好む(ベッドの縫い目・床板の隙間・コンセント内部)
- 飢餓状態でも数ヶ月〜1年以上生存可能
- 卵は1日1〜12個産卵・高温多湿で急速繁殖
発見のサイン
- 体に規則的な赤い刺し跡(3点や一列)が複数できる
- ベッドのシーツ・マットレスの縫い目に赤褐色の血の染み・黒いフン
- 虫の脱皮殻(半透明)・卵(乳白色・1mm)を発見
- 甘酸っぱい独特の臭いがする(大量発生時)
駆除方法
- 熱処理:60℃以上で死滅。乾燥機高温設定(衣類・寝具)・スチームアイロン(隙間)・加熱処理器が最も効果的
- 薬剤処理:ピレスロイド抵抗性があるため、クロタミトン・クロチアニジン系・フィプロニルなど抵抗性の少ない成分を選ぶ。市販スプレーは効果が限定的なため業者依頼が推奨
- 業者による熱処理(テントファミリエーション):部屋全体を57℃以上に加熱。確実だが費用が高い(10〜30万円)
ホテル・旅行先での持ち込み防止
- ホテルチェックイン時:スーツケースは床に直接置かず、バゲージラックの上へ
- ベッドのマットレスの縫い目・ヘッドボードの裏を確認
- 帰宅時は玄関外でスーツケースを開け、衣類はすぐ乾燥機へ
- 帰宅後はスーツケースをビニール袋に密封・天日干し・または業者によるクリーニング
まとめ
トコジラミは殺虫剤が効きにくく自力駆除が困難なため、発見したら専門業者への依頼が最も確実です。旅行後の持ち込み予防を習慣化することが最大の防衛策です。

コメント