ヨトウムシとは?
ヨトウムシ(夜盗虫)は、ヨトウガ・シロイチモジヨトウなどヤガ科の蛾の幼虫の総称です。昼間は土中や葉の裏に隠れ、夜間に活動して植物の葉・茎・実を食害します。家庭菜園・農地に大きな被害をもたらす害虫として知られています。
ヨトウムシの特徴と種類
ヨトウムシには以下の代表的な種類があります。
- ヨトウガ:体長35〜45mmの大型幼虫。キャベツ・レタス・ほうれん草を好む
- シロイチモジヨトウ:ネギ・タマネギ・アスパラに多い
- ハスモンヨトウ:広食性で多くの野菜を食害
ヨトウムシの被害症状
ヨトウムシによる被害は以下の通りです。
- 葉が透かし状になる(若齢幼虫期)
- 葉・茎が一晩で食べ尽くされる
- 土中の根も食害される
- 夜間に活動するため発見が遅れやすい
自分でできる駆除方法
手で取る(捕殺)
夜間にライトを持って植物周辺を調べ、ヨトウムシを見つけたら手袋をして取り除きます。昼間は土中にいるので、根元の土を少し掘ると見つかることがあります。
農薬(殺虫剤)の使用
以下の農薬が効果的です。
- BT剤(バチルス・チューリンゲンシス):有機農業にも使用可。幼虫が食べると死滅
- スピノサド系:ゼンターリ・スピノエースなど
- 合成ピレスロイド系:スミチオン・マラソンなど(使用量・使用回数を守る)
若齢幼虫(体長1cm以下)の時期に農薬を使うと効果が高まります。
誘殺剤・粒剤の散布
ヨトウムシ専用の誘殺剤(メタアルデヒド粒剤)を植物の株元に置くと、夜間に移動してくるヨトウムシを駆除できます。
予防対策
- 防虫ネットで成虫の産卵を防ぐ
- 定期的に葉の裏を確認し、卵塊を早期発見・除去
- 株元の雑草除去(隠れ場所をなくす)
- 深耕で土中の幼虫を地表に出し、鳥に食べさせる
まとめ
ヨトウムシは夜行性のため被害に気づきにくいですが、早期発見・早期駆除が被害を最小限に抑えるカギです。家庭菜園では防虫ネットと定期的な葉裏チェックを習慣にしましょう。農薬を使う場合は収穫前日数と使用量を必ず守ってください。

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